パネトーネとシュトーレンの違いを解説!食べ方や作り方には共通点も一杯

この記事を読めばパネトーネとシュトーレンの違いと共通点を知れることをイメージできる写真

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この記事では、クリスマスを彩る定番菓子となりつつある「パネトーネ」と「シュトーレン」の違いを解説しています。

パネトーネとシュトーレンの違いをまとめると …

パネトーネ
シュトーレン
発祥イタリアドイツ
誕生15~16世紀14世紀
見た目丸いドーム型枕型で真っ白
作り方発酵を何度も繰り返し焼くドライフルーツやナッツがメイン
甘さの中に優しく酸味が広がる具材メインでものによってはスパイシー
食感ふんわり柔らかずっしり濃厚

以下で、パネトーネとシュトーレンの作り方の違いや、食べ方などの共通した特徴の詳細を解説しているので参考にしてもらえたら嬉しいです。

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パネトーネとシュトーレンの違い

クリスマスを彩るお菓子として、古くから愛されている「パネトーネ(上)」と「シュトーレン(下)」。

シュトーレンの写真'

どちらもドライフルーツをふんだんに使って作られた、クリスマスを象徴するお菓子であるところは共通です。

ただ、似ているところはあるものの、パネトーネとシュトーレンは基本全く違うお菓子です。

以下で、パネトーネとシュトーレンの違い5つの詳細を紹介しています。

発祥の国

  • パネトーネ:イタリア・ミラノの発祥
  • シュトーレン:ドイツ・ドレスデン発祥

パネトーネはイタリア生まれ、シュトーレンはドイツ生まれです。

ただ、その美味しさを理由にどちらも、日本やアメリカなど、世界各国でクリスマスシーズンの人気菓子として確かな地位を築きつつあります。

歴史

  • パネトーネ:15~16世紀生まれ
  • シュトーレン:1329年、14世紀生まれ

どちらも歴史深いお菓子ではあるものの、シュトーレンの方がパネトーネより100年から200年程早く生まれています。

とはいえ、誕生した際の祖先と言えるお菓子は、今知っているパネトーネともシュトーレンともかなり違うものでした。

現在広まっているパネトーネが生まれたのは、19世紀から20世紀にかけて

当時イタリアミラノで人気の焼菓子屋が競い合うような形で売り出し、そこからに今に至ったと言われています。

一方で、シュトーレンには、1329年のクリスマスに司教に贈られたという記録が残っています。

ただ、誕生したばかりのシュトーレンは、カトリックのクリスマス前約4週間の断食期間を受けて、非常に質素なものでした。

美味しいとはかけ離れたその味が大きく変化したのは、1491年にバターの使用がローマ法王から許されるようになってからのこと。

以降、バターやフルーツやナッツなどをたっぷり使った、美味しいシュトーレンが誕生しました。

紹介したのはあくまで通説!ただ、シュトーレンの方が、パネトーネより古くから親しまれている可能性は高いと言えます。

見た目

  • パネトーネ:背が高く丸いドーム型
  • シュトーレン:楕円形のやや平たいパン型で表面は真っ白

パネトーネはふっくらと焼きあがっていて、背の高い丸いドーム型をしているのが一般的です。

パネトーネの写真

とはいえ、表面にナッツやドライフルーツの飾りがあるものもあれば、すっきりシンプルなものまでパネトーネと一口に言っても意外に見た目はさまざまです。

一方で、シュトーレンは楕円型のやや平たい、枕のような形をしています。

シュトーレンの写真

また、表面が真っ白な砂糖で覆われているのもシュトーレンならではの特徴です。

作り方・味

  • パネトーネ:発酵を繰り返し焼き上げるためほんのり酸っぱい
  • シュトーレン:具材がメインでものによってはスパイシー

パネトーネは、強力粉やパネトーネ種、砂糖、卵、バターなどにさまざまなドライフルーツなどを使って作られるのが一般的です。

本格的なパネトーネについては、何十時間もかけて生地を発酵させたり休ませたりを繰り返して作られています。

すべてのパネトーネがその手順で作られているわけではないものの、基本作るのに手間のかかるお菓子です。

また、パネトーネ種に由来した、甘さの中に優しい酸っぱさが程よくミックスされた独特の風味がするのも特徴です。

一方で、シュトーレンを発酵を何度も繰り返して作ることはまずありません。

むしろ、生地というよりドライフルーツやナッツがメインで作られていることが多いです。

本場ドイツの「上質焼き菓子ガイドライン」が定めている、シュトーレンを名乗るために必須の材料の比率などを示したのが以下です。

  • 小麦の重量に対して60%以上ドライフルーツやナッツが占めている
  • 小麦の重量に対して30%以上バターが占めている

etc …

この規定に法的な拘束力はないものの、商品の品質評価の基礎としてドイツ国内では広く使われています。

それを受けてか、日本国内でもこの基準を順守していることを売りにしているシュトーレンも最近は結構見かけます。

これとか。


画像引用:楽天市場

いずれにしても、パネトーネよりシュトーレンの方が、ドライフルーツやナッツなどの具材の占める割合が一般的に高め。

また、アーモンドの粉末と砂糖、卵白などを混ぜてペースト状にした洋菓子であるマジパンやスパイスが使われることが多いのもシュトーレンの特徴です。

逆に、マジパンやスパイスイリのパネトーネを、筆者は見たことがありません。

食感

  • パネトーネ:ふんわり柔らか
  • シュトーレン:ずっしり濃厚

生地を何度も発酵させて作るパネトーネは、基本ふんわり柔らか。

パネトーネの断面写真

少し弾力があるタイプが多いですが、口にれるととろける軽い食感が魅力です。

一方で、ドライフルーツやナッツのほか、バターをたっぷり使って作られているシュトーレンはずっしり重いです。

シュトーレンの断面写真

生地自体も密に焼きあがっているものが多く、パサつきはなくシットリはしているものの、ふんわり感はありません。

パネトーネとシュトーレンの共通した特徴

基本的に全く違うお菓子ではあるものの、パネトーネとシュトーレンには共通点もたくさんあります。

主な共通点をまとめたのが以下です。

  • 食べ方
  • 名前は形に由来
  • 重さ換算のカロリー
  • 賞味期限の長さ

以下で、パネトーネとシュトーレンの共通点4つの詳細を解説しています。

食べ方

本場での食べ方は、パネトーネもシュトーレンも同じです。

クリスマスの4週間前からクリスマス当日まで、毎日少しずつカットして楽しみます。

時間をかけた食べ方をすることで、ドライフルーツが熟成したり生地になじみ、少しずつ味が変化していくのを楽しむところも共通です。

イタリアでパネトーネのシェアNo1で知られるバロッコ社のものについても、まさにそう紹介されています。


画像引用:楽天市場

本場ドイツの基準を満たしたこちらの本格シュトーレンも、同じ食べ方をおすすめしています。


画像引用:楽天市場

じっくりゆっくり時間をかけて美味しいを楽しめるのは、パネトーネとシュトーレンの共通した魅力です。

ただ、飽きてきたらフレンチトーストなどのアレンジで楽しむのがよくおすすめされているのは、イタリア生まれのパネトーネだけ。

ドイツとイタリアのお国柄を感じさせるちょっとした違いです。

名前は形に由来

  • パネトーネ:イタリア語の大きなパン
  • シュトーレン:ドイツ語の坑道

諸説あるものの、どちらも形に基づき名前が付けられたというのが有力です。

パネトーネはその見た目から、イタリア語の「パン(パン)」「トーネ(大きい)」を組み合わせた造語に由来していると言われてます。

ただ、もうひとつケーキ職人トニーが生み出したパンを意味する「パン・デ・トニー」(トニーのパン)という説もよく紹介されています。


画像引用:楽天市場

どちらが本当かを今更知るすべはないので、好みの方を支持して問題なさそうですね。

一方でシュトーレンは、ドイツ語で「坑道」を意味します。

断面がトンネルのような形をしていることからこの名が付けられたというのが通説です。

ただ、表面が真っ白い砂糖でまぶされているため、見た目は「白い産着に包まれた幼子イエスキリスト」をイメージしていると言われています。

重さ換算のカロリー

  • パネトーネ:平均350kcal/100g
  • シュトーレン:平均350kcal/100g

ずっしり具沢山のシュトーレンの方が、パネトーネより高カロリーなイメージをお持ちの方も多いハズ。

ただ、「重さ」換算のカロリーで比較した場合、両者に大差はありません。

詳細は使われている食材によるものの、パネトーネもシュトーレンも100gあたりのカロリーは平均350kcalほど。

使われている原材料もよく似通っていて、どちらもバターをたっぷり使った高カロリーなお菓子です。

一方で、同じ体積で比較した場合、ふんわりとしたパネトーネよりシュトーレンの方が圧倒的に高カロリー!

食べた量による満足感を重視する人がシュトーレンを食べるときには、注意が必要です。

賞味期限が長い

パネトーネもシュトーレンも賞味期限が長いです。

短くても2週間、長いものだと2年以上日持ちするものもあるほどです。

イタリアシェアNo1のバロッコのパネトーネも、常温で9か月日持ちします。


画像引用:楽天市場

ただ、賞味期限が長い主な理由が違います。

  • パネトーネ:長時間発酵で水分量の少ない生地に仕上げているから
  • シュトーレン:保存に適した材料・水分量で作られているから

とはいえ、「水分量」の少なさが賞味期限の長さにつながっているという点は同じ。

また、水分の働きを弱めてくれるお砂糖や脂質が、お菓子を傷みにくくしてくれているのは共通です。

一方で、数年単位で日持ちするのは酵母由来の日持ちを誇るパネトーネなことが多くなっています。

より長く日持ちするお菓子が良い場合、パネトーネが向きます。

とはいえ、いずれも賞味期限は長い傾向にはあるものの、レシピによって長さに差が大きい点にはご注意を!

購入品は賞味期限をしっかり確認し、手作りした場合は特に保管方法に気を付けて楽しみましょう。

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パネトーネとシュトーレンどっちがおすすめ?

どちらも日持ちするお菓子なので、気になるなら両方楽しんじゃうのが甘党の筆者的にはおすすめです。

ただ、お値段そこそこで高カロリーなお菓子ゆえ、どちらかだけにしておきたいという人も多いハズ。

以下で、特徴を踏まえたそれぞれをおすすめする人の特徴をまとめました。

パネトーネをおすすめする人

  • ふんわり柔らかが良い人
  • 生地感を楽しみたい人
  • より長期間保存できるお菓子が良い人

ふんわり柔らかい生地感をしっかり楽しみたい人には、シュトーレンよりパネトーネが向きます。

また、どれを買うかにもよりますが、長いものは年単位で保存がきくことがあるのはパネトーネだけ。

クリスマスに限らず、より長く保存がきくお菓子が良い人にもパネトーネがおすすめです。

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シュトーレンをおすすめする人

  • ずっしりみっちりが良い人
  • スパイシーなスイーツが好きな人
  • マジパンが好きな人

ずっしりみっちりとした食べ応え高めなのが良い人には、シュトーレンがぴったりです。

また、スパイスを使ったものやマジパンを使ったものが多いのは、シュトーレンです。

スパイシーさやマジパン独特の風味が好きな人にも、シュトーレンが向きます。

ただ、一口にシュトーレンと言ってもさまざまなものがあるので、自分好みの具材が使われているかを事前に確認する必要があります。

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パネトーネとシュトーレンの違いのまとめ

パネトーネとシュトーレンには、歴史や作り方、味、食感に違いがあります。

ふんわり柔らかで、パネトーネ種由来のほんのり優しい独特の酸味があるのがパネトーネです。

一方で、シュトーレンはずっしりみっちりとした生地以上に、たっぷり使われたドライフルーツやナッツが味のメインものが多いです。

ただ、食べ方や使われている材料、カロリー、賞味期限の長さなどには共通点もたくさん!

どちらも常温で日持ちするので、気になる人は両方試してみるのがおすすめです。

※ 記載の情報は、2024年10月時点のものです。

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